青龍窯
陶芸の里として知られる山形で最も古い歴史を持つ平清水焼
青龍窯は、明治時代に丹羽𠀋助を初代に開窯された歴史ある窯元です。
4代目が生み出した代表作「残雪(ざんせつ)」は、春の山々に残る雪風景をイメージして焼き上げられたもの。
更なる自由な釉調と土味を活かした器は、当店でも多くの方から人気を集めています。
現在は、5代目である丹羽龍平さんが窯主となり、6代目と共に地元山形の魅力を伝えるべく普段使いからご贈答品まで様々な商品を制作されています。
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作風
青龍窯さんの器づくりは、山から採取した原土を細かく砕くところから始まります。
その後、作陶しやすいように調合、寝かせの期間を経て成形へと移り、轆轤(ろくろ)成形による手作業によって一つひとつ丁寧に製造されています。
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残雪シリーズ
器の表面に鉄分が滲み出ることで柔らかな白を表現し、東北の春の雪解けの山々をイメージした焼物です。
千歳山に残る雪景色を想わせることから「残雪」と名付けられました。
同じ器でも斑点の出かたが異なり、ひとつとして同じものはありません。
大量生産では創ることができない、豊かな表情が魅力です。