神楽坂にある暮らしの道具店が教える
簡単美味しい「ぬか漬け」の話

道具要らず！初心者さんも失敗しない
簡単「ぬか床袋」

今、当店でも購入点数No.1 と、プチブームが起こっている「ぬか漬け用のぬか床」。

ぬか漬けは、乳酸菌やビフィズス菌、酪酸菌などが含まれいる発酵食品。
これらの善玉菌が腸に届いて、悪玉菌を減らし、効率よく腸活ができるといわれています。

ヨーグルトなどの動物性乳酸菌より
ぬか漬けの植物性乳酸菌の方が体に良い？

自家製ぬか漬けの植物性乳酸菌が、ヨーグルトなどの動物性乳酸菌よりも体に良い理由として以下が挙げられます。

①【耐酸性】
植物性乳酸菌は、動物性乳酸菌よりも胃酸に強いため、腸まで生きて届く確率が高いです。
これにより、腸内での効果が持続しやすくなります。

②【多様な菌種】
ぬか漬けには、多様な菌種が含まれているため、腸内フローラのバランスをより効果的に整えることができます。これにより、腸内環境の改善が期待されます。

③【食物繊維との相乗効果】
ぬか漬けは、食物繊維が豊富に含まれる野菜を発酵させるため、食物繊維と乳酸菌の相乗効果で腸内環境をさらに良くする効果があります。食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなり、乳酸菌の増殖を助けます。

④【栄養素の吸収促進】
植物性乳酸菌は、腸内でビタミンの生成やミネラルの吸収を助ける働きがあります。これにより、栄養素の吸収が効率よく行われるようになります。

⑤【アレルギーリスクの低減】
一部の人々は動物性乳酸菌にアレルギーを持っている場合がありますが、植物性乳酸菌はそのリスクが低いため、幅広い人々に安全に摂取されやすいです。

これらの理由から、自家製ぬか漬けの植物性乳酸菌は健康面で多くの利点を提供し、特に腸内環境の改善に効果的です。

自家製ぬか漬けの「5つのメリット」

①【健康効果の向上】
自家製ぬか漬けは、乳酸菌やビタミンB群、食物繊維が豊富に含まれています。
これらは腸内環境を整え、消化を助けるとともに免疫力を高める効果があります 。

②【添加物のない安全な食品】
市販の漬物には保存料や着色料などの添加物が含まれることがありますが、自家製ならばこれらの添加物を避けることができます。
自分で材料を選び、安心して食べられるぬか漬けを作ることができます。

③【経済的】
自家製ぬか漬けは、比較的安価に作ることができます。ぬか床を一度整えれば、追加の材料費はわずかで済みます。
これにより、長期的には市販の漬物を購入するよりもコストを抑えることができます。

④【保存食・リユースの利用】
ぬか漬けは保存食としても優れています。
野菜を長期間保存できるため、食材を無駄にせず、食品ロスの削減にもつながります。
また、季節の野菜を漬けることで、年間を通じて多様なぬか漬けを楽しむことができます。

⑤【家庭菜園との相性】
自家製のぬか漬けは、家庭菜園で育てた野菜を有効に活用する手段としても理想的です。
自分で育てた新鮮な野菜を使ってぬか漬けを作ることで、収穫の喜びをより一層感じることができます。

自家製ぬか漬けは、健康面だけでなく、経済面や環境面でも多くの利点を持つ魅力的な食品です。

エゴマの種実をアップサイクル！
山口こうじ店「荏胡麻ぬか床」

お客様にお話を伺うと、こんな声が多く聞かれます。

「カラダに良いと聞くけど、毎日買って食べるのはコスパが悪いし、かといって自宅で自分で漬けるとなると毎日ぬかを混ぜたりするのが難しそう、めんどくさそう、続けられなそう、道具を用意するのも大変そう…。とにかく自家製のぬか漬けってハードルが高そう。」

最近は、初心者さんやあまり手間隙をかけられない方でも、頑張らないでOK＆カンタンに無理なく漬けられる袋タイプのぬか床が販売されています。

そこで紹介したいのが、冷蔵庫専用の袋タイプの山口こうじ店さんの「荏胡麻ぬか床」。

野菜くずをポイで、おいしく再生。
エゴマ油を搾った種実を加えたぬか床です。

採油後の種実にもα-リノレン酸などの栄養素が含まれているため、何か無駄のない形で商品にできないかと考案されました。

くず野菜をぬか床に2～3日漬けて取り出すのを2～3週間繰り返す面倒な「捨て漬け」や熟成発酵も済ませてあるので、すぐに漬け始められ、毎日の手混ぜも不要です。エゴマの種実を加えることで、ぬか漬け特有のツンとする香りが少なく、深みのあるまろやかな味わいの漬物を簡単に作ることが出来ます。

料理で使い残した「野菜くず」を我が家オリジナルのぬか漬けにし、キッチン周りのごみも減らすことができ、“捨てない”を手軽においしく始められます。

是非チェックしてみてください。