Shiramizu Koubou
使った時に嬉しくなるものをお届けしたい
陶芸や彫刻を学んだのち、エルサルバドルやメキシコで陶器の指導や制作に携わられたという白水工房 瀧本徳郎さん。
生まれ育った宮崎県で築窯した「白水工房」は自然豊かな場所にあります。
器作りで大切にされていることをお伺いすると、「使う人の気持ちに寄り添うようなものであるように、手に馴染むものであるように、使ったときに嬉しくなるように、ということでしょうか。」とお話してくださいました。
器を手にした人に使うシーンをあれこれ想像させる瀧本さんの器は、そんな思いの積み重ねから生まれています。
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鉄赤
鉄分の多い化粧土を帯状に刷毛で塗りにグレーの釉薬をかけて焼き上げた鉄赤は、温かみがありながらも華やかな雰囲気。
窯で焼いた後の冷まし方で発色する赤茶の色が食材を彩ります。
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銖黒
鉄赤と鉄黒は、作工程も薬も全く同じ。
焼いた後の冷まし方でそれぞれの色に発色し、違いが生まれます。
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粉引
金属の櫛形ヘラで模様を削って施し、そこへ白い化粧土をかけ木の灰釉をかけて焼く、象嵌の技法を用いた「粉引」は、品と手作業の細やかさが感じられ、和にも洋にも合う雰囲気が魅力です。